「こんな家に住みたいな」と思っていたのが、赤い屋根と白い壁の家だったんです。
大きくて立派な家よりも、可愛い家が好き。そこだけは譲れないポイントでした。
私たちの夢をかなえてくれたのがライブリーさん。北欧風の外観デザインはもちろんですが、家の雰囲気に合わせて手造りしてくれたインターホン兼ポストも、とても気に入ってます。なんでも知り合いの工務店さんに頼んで、古材や廃土管を分けてもらったそう。
こういうことをすぐ思いつくところにセンスを感じますね。

家の中でこだわったのは、「リビング階段」です。将来、子どもが大きくなって二階の自分の部屋に行く時も、友だちを連れて来た時も、かならずダイニングやリビングを通って家族の誰かと顔を合わせられるように。子どもだけでなく、夫婦だってそう。家族が集まる場所を避けて通ることができない環境を作るって、結構大事なことだと思っています。ただ、リビングに階段を作るのは場所を取るだけに、部屋が狭くなってしまうんですね。キッチンは使いやすい広さが欲しいし、ダイニングテーブルも置きたいし、リビングの明るさや開放感も欲しい。限られた予算と間取りの中で、ずいぶんわがままを聞いていただきました。
お気に入りの場所は、やはりLDKです。階段の高さに合わせ天井を高く取って、「見せ梁」にしてもらったため、階段による圧迫感が解消されていると感じます。
また住宅地ですから、後ろの家との距離も近く、リビングと和室の西側の窓をどうしようかと悩みました。ただの壁にしてしまうと暗くなるからと、窓を視線が届かない上の位置に付けてくれたんです。ほんの少しの工夫で、居心地の良さが変わることを実感しています。