細部にまでこだわる“施主の思い”に答えた
家族団らんを育む住宅
会話が絶えない家族団らんが叶う家にしたいというご夫婦の要望に応え、２階に設けたリビングダイニングには、奥様が家事を行う傍らで、ご主人が座って話ができるバーカウンターを設置。またカウンター横の壁にニッチを取り付け、インターフォンや電源スイッチ、給湯リモコンパネルをすっきりとまとめ、スムーズな動線も実現しています。

全体的に木をふんだんに使った温かみのある空間をめざしながらも、天井素材をダイニングはクロス、リビングは木というように使い分け、メリハリのある仕上がりにしたのも特徴です。

採光の関係から、昨今増えて来た２階リビングですが、O様邸の場合、奥様が常滑焼の作家活動をされていて、１階に土間を設けたいという条件があってのこの間取り。

元々、日当たりの良い恵まれた立地にあるため、夏の強い日差しを遮るよう屋根の軒を長めに出してあります。外壁は１階部分にレッドシダー（赤杉）を使用。正面から見ると、濃いグレーのガルバリウム壁とのコントラストにより、個性的な外観になっています。