部屋から部屋への移動がスムーズな
フラット＆ゆったり空間の平屋住宅
昔ながらの家屋を取り壊し、更地にしたうえで建て直したS様邸。シニア世帯に一人暮らしということもあり、将来的な住み心地を考えた平屋造りの家になりました。部屋から部屋への移動がスムーズな、フラットでゆったりとした空間が特徴で、特に寝室は、洗面・風呂・トイレまでの距離を近づけた設計になっています。

また、家の西側が道路に面していることから、玄関ポーチから続くホールを土間仕立てにし、道路との隔たりが壁一枚で仕切られる不安感を解消しています。
外観における特徴は片流れ屋根を採用した点。北側を高く南側を低くした、勾配差80㎝の構造により、北側に設置したキッチンスペースに「吹き抜け」を設けることができ、平屋造りらしからぬ“開放感”を叶えています。

屋根に使った素材は防水性・耐久性に優れるガルバーを採用。瓦屋根ではないため、地震の際にも安心です。また、南側の軒を多めに出し、冬は日差しを取り込み、夏は日が入りにくい造りにしています。さらに雨が降った際に駐車場から濡れずに家に入れるよう、玄関ポーチの屋根も広く取りました。外壁にはブラックパールを使用。側面を横貼りに正面を縦貼りにし、見る角度によって印象の違う住宅に仕上がっています。