古民家の小屋裏改装工事│かっこいい!スチール階段のこだわりポイント解説【鉄骨階段】

施工現場レポート

こんにちは!ライブリーの清水です

施工をしている小屋裏改装工事での階段にクローズアップをしたいと思います

設計・デザイン、制作、取付までご紹介!

階段について

🔎左から、力桁・ささら桁・側桁階段。呼び名は様々です。

今回は設置場所が梁と壁の間と決まっていた為、直階段で思案をしました。

(後付でスチール階段を設置する場合は、場所も取らずデザイン的な直階段がおすすめです!)

通路幅の最小有効寸法が650㎜の為、その中に手すりを設置するとさらに狭くなってしまいます。

そのため、踏板をササラ桁より伸ばして、その部分と梁に手すりを設置する考えに至り、

力桁のデザインに決まりました。

 

次に詳しい設計デザインについて紹介します。

設計・デザイン

ライブリーで取付ける造作家具は現場ごとに合わせて、設計・デザインをしています。

PCのCADソフトを使用して、現場で測った寸法をもとに設計をします。

お施主様との確認、鍛冶屋さんとの制作上の確認など、事前に綿密に行います。

 

デザインの詳細は階段と手すり、二項目に分けて説明いたします。

階段

ササラ桁で、蹴込板のないシースルーの階段。

設置予定位置の寸法をしっかりとり、設計をしていきます。

踏板は、ラバーウッド材を使用。木目がはっきりとしていて、風合いを楽しむことが出来ます。

🔎ラバーウッド材はゴムの木で、家具によく使われています!

手すり

今回は転落防止のため、基準である1100㎜の高さにしました。

また180間隔の格子をつかんで上り下りをすることができます!

また梁を挟む形での設置。上部材と下部材が繋がり、一体に見えるように工夫を施しました!

上部材は壁面と梁に固定、下部材は梁と踏板にしっかりと固定されるため安全性もばっちりです

他案として、アスレチックロープの取付も検討をしていました。
日常に遊び心をプラスできます!

設置・塗装

梁への取付は、長さ75㎜・径12㎜コーチボルトを使用し、

設計した位置に合わせて、しっかりと固定をしました。

床への固定は、事前に根太が通る位置を調べ、設計をしています✨

サラサ桁の間隔を合わせて、しっかりと固定しました

踏板の位置は実際に乗せてみての検討…

ササラ桁のセンターか梁のラインに合わせるか迷いましたが、無事位置も確定!

次に手すりの設置です

設計上では二つの手すりのラインが繋がるようにデザインをしました。

実際に設置をすると、予想以上の出来栄えに…!

鉄骨だからこそできる、シャープでかっこいいデザインです😎

次に塗装について紹介いたします。

塗装

塗装につきまして、鉄骨部分と踏板部分に分けて説明いたします。

・鉄骨(ササラ桁、手すり)

塗装剥がれや、それによる塗り直しの目立ちが出ないように、設置後の塗装を行います。

  

色はマンセル色見本の中から選色。三部艶の黒色を塗装しました。

テカテカと光らない為、マットな印象になります。

初めはグレーがかった色を選色していましたが、現場で確認をして
「もう少しはっきりとした黒色が良いのでは?」と思案🤔
実際に黒色で塗装をすると、古民家の風合いに合うとても良い色!
より良いものとするために、実際に形となる、現場での確認を大切にしています。
 ⇦こちらのカラー表から選びました(N1)
・踏板

踏板は現状の床の色と近いものを選色。

今回は自然塗料のいろはから、神代色を使用しました。

踏板はササラ桁と変わり、設置前に塗装を行います。

塗装前と塗装後だと印象が変わりますね!

木材でも、その家に合った色を選び塗装をすることで、一体感が出て造作家具がより良いものとなります。

まとめ

以上、スチール階段について施工事例をもとに説明させて頂きました。

日常的に使う階段は、リビングや吹き抜けに設置することで、より、目に付くものとなります。

部屋やイメージに合ったデザインで制作をすることは、日頃の生活を豊かにする重要なポイントです

スチール階段を検討されている方、ぜひ参考にしていただければと思います♪

次回は小屋裏改修の紹介をさせて頂きます。

 

株式会社ライブリー
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